コロナ対応5類移行と介護現場から想うこと
連休がやっと終わった!
多くの介護現場には、大型連休はほど遠い話である。
昨日はいつもより体がだるく少し遅れ現場調整に入り、
夕方の友人等との数時間の出会いで力が復活し、
2年ぶりの出会いであったが4~5年ぶりにあったような感覚であった。
その出会いを遠ざけていたコロナウイルスが本日より5類へと変更になるが。
介護現場は、ますます脅威にさらされると考える。
重篤な病気を持たれたご利用者にとっては、
第一番に気づくのは、
介護現場の「いつもと違う!」という目利きは、
その人を身近でお世話させていただくからこその把握できるものである。
まず、現場ではバイタル測定から肺のダメージを疑い酸素濃度を再検し、
数値変化から契約している訪問看護含む医療と連携を行い、
休日・夜間であれば救急搬送を依頼することが優先と、
命を守る為に「関係者に申し訳ない」と想いながらも搬送させていただいた経緯がある。
介護保険が始まった2000年頃に、
勤務していた大型施設における医師との連携途中で命が絶えたことから、
当時、相談部長であった自分が警察から伝えられた言葉を、
今でもはっきり脳裏に焼きこまれている。
「まずは、優先順位は救急搬送ですよね」と。
また、当時理事長であった医師からも「早め早めにな・・」ということばが
今も現場は違っても命を守る為に強く活かされ続けている。
まったく、その通りである。
自分は、今もこの言葉を繰り返し現場に伝えているが、
多忙で困窮している救急搬送先では
「施設で看られないんですか!!!」という問いにも、
自身の介護施設の体制を伝え、
戻ることによるご利用者のリスクを伝えることが
命の存続と深く関係してくると思えてくる。
5類になったからこその連携の必要性を
介護現場は、介護の専門職としてプライドをもち、
既往歴・現病・バイタル変化データーを、ご利用者の代弁者として伝え、
『夢か幻か!今までの対応は何だったか』と、
急激に変化する対応体制にも、
毅然として利用者の『命』を守るために立ち向かうことが重要と自分は思う。
失敗は多くの学の基であり、
次の人を成功へと導く材料となるものへと変化しなければもったいない。