心、潤す時間

青空の美しさも

雲の美しさも

やっと花開く年に一度の花からも

心弾むような瞬間をいただけるが、

 

 

(友の庭に咲くジャーマン アイリス)

 

ときには、

親から離れたカラスが、

何か欲しいように訴えて窓辺にくるのは、

数年前の日照りの日、

大きな器に水を用意させていただいたからなのだろうか。

 

『何もないよ。ごめんね』と話しかけると

目線を合わせ

泣きもせず

怒りもせず

首をかしげながら遠くへ飛んでいった。

 

 

 

 

人ではなくても

動物でも

植物でも

空の青さからでも

心を潤し通じるものがある。

 

 

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