夢中になる時間
働くことは
身体を動かし
頭を使い
人とのコミュニケーションでは、
更に相手に伝わる言葉を選択し、その後の自分への再アセスメントに入る。
また、急にやってきた入院場面でも
その体験は、
無駄ではなく
「ご飯が食べたくない」というのは、
このような感覚なのだと、遠くから見ている自分もおり、
ご利用者の終末の場面でも
「味がしない。たべたくない」との言葉もすんなりと理解することができ、
『いいの。高いんでしょ。あのね、いちごが食べたい』と、言っていただいた時には、
小躍りするように嬉しい。
人が生きていく上では、
苦い経験ほどとても大事で
すべてが生かされているように思えてくる。
(おにぎりバイキングで北見湿度75%も飛ばす食欲でした^^)
先日の移動時に求めた1冊の本は、
とても興味深く直ぐ読み終えることができ、
『何事においても引退などしてはいけない』とあったが、
『引退』と聞くと『仕事』と真っ先に浮かぶが、
趣味も、志す活動も一線を引かなくてよいものは、
どんどん活動を継続することが、
せっかくいただいた「命」を大事に慈しむことにもなるようだ。
ご利用者の夢中になる活動からも、
全ての機能を使わずとも
ことばで相手を元気にさせる人、
身体を動かし誰かの為に働くことで夜も熟睡につながる人など、
「自宅では寝てばかり」という人は、
時間が余り寝るしかないのかな・・・と役割の大切さを
教えていただける。