考える
トロッコ問題が技術的側面から解決された。
頭で考えていたことが、技術的に目で見て解決し更に頭で考える。
しかし、技術的な解決は失敗もあるのか?と
全く違った切り口であるが、
たとえば医学的に楽勝とされるOPや介護技術支援からでも課題が浮かんでくる。
求められるものは、
技術の向上と共に、
マンネリ化しない自分との向き合い方(心身の健康と仕事への向き合い方)なのか。
また、文中では『カント』についても説かれていたが、
現場に置き換えて考えてみると、
真面目さは信頼となるが、
しかし、その真面目さが度を過ぎるとご利用者には脅威となる場合も現場ではある。
話し合いから『葛藤』が生まれ
『そうか、ここが違っていた。今後は、このようにさせていただこう』という
『改心』という前に進む心が生まれる。
ここにたどり着いた人等は、根本的に純粋な心の持ち主なのだとも思えてくる。
夏目研一氏のカント道徳より、朝の乱読からその道を究めた方には大変失礼な話であるが
リフレクション(仕事のふりかえり)の繰り返しから『道徳性』が鍛えられるのだと、
文中にもあったが、様々な視点からでも現場に通じるものがあり、
相手に合わせた話し合うことの意味の深さにも気づかせていただいた。感謝。