ことば
ことばの慎みついて重視された人は、古くは良寛だという。
ことばは、
電話等を通じ、世界からも相手のプライバシーを構わず襲ってくる。
また、言葉に対する最大なるものは、
「両舌」、これを告げ口とある。
言葉は、舌を使い舌は刃物となり、相手間の間を切り割くに似た所業となるという。
「業」(ごう)という言葉は、
『業が深い人だ!』と使われる場合がある。
ストレス発散で何気なく伝えたことが、相手の人生をも翻弄するとなると
罪深い『業』を背負うことになる。
反面から学ぶと、
日々コツコツと誰かが喜ぶ小さな行動の実行が、
徳となり、徳の貯金となって子孫に反映できるようになる。
そうなると、
家庭も国家も、
子孫はマイナスからではなく徳をいただいたところからのスタートとなる。
家庭も国家も同じだと自分は思う。
参考文献 森信三氏 女人開眼抄