希望のカードを利用した捜索模擬訓練終了
認知症の理解から始まり、
認知症の人の行動心理症状(BPSD)では、
事例から
どのような対応が好ましいのか?
会場に参加中の留辺蘂高校生にお話を伺いました。
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じっくり聞いていただいていた生徒さんは、
『優しく否定せず、本人の話を聞かせていただくこと』だと
2名の方々から説明していただき、とても心強いと思いました。
心配のあまり、「どこへいっていたの!!」と怒鳴りたくなる場面でありますが、
本人の気持ちを考えると
『自分は、どうしてしまったんだろう!頭が変になったんだ!」と、
一番悲しく落ち込む場面であります。
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時間を置き認知症当事者の心も落ち着いたころ、
『心配していたんだよ。どこに行こうと思っていたの』と、
ゆったりした気持ちでお聞きすることで
そのときの心模様が理解でき
行方不明になる前の(環境からの)行動や言動にも気づきがでてきます。
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実際の捜索現場訓練では、
当事者役のお二人からも感想をいただき、
一人で、コンビニに入った場面では、コンビニの方からも
『このようなカードを下げていただくのは、大変ありがたい』と
日頃の手助け場面のご苦労からも回想されお話がありました。
北見警察署からも
『地域住民からの協力があることがとてもありがたい』と申されておりましたが、
毎月のように、定期的な捜索依頼がある方も存在するようで、
行方不明時のパターンの把握や、
このような場面こそヘルプカード活用による
地域現場から直接キーパーソンへの連絡がいただけると
生活安全課の多忙な業務への支障も減少されるのだと思います。
同時に超超高齢社会になり、ますます住民の安全を守る警察のご苦労も大変だと実感します。
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また、不明時には早めの捜索が必要であり、
遅くなると捜索地域がどんどん拡大され、
以前の『行方不明から安全に戻れることを願う会』のボランティア団体へも、
『捜索は、広いところから内側へ探していくのです。』というご指導をいただきましたが、
早い通報により捜索範囲が狭くなり、
捜索が広くなると、それだけ命への危険も増すようでもあります。
訓練は、真剣に、楽しくゲームのように捜索をする。ほっとした瞬間です!
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北見市留辺蘂・温根湯地区高齢者相談支援センターの皆さんの
ご活躍により、
今年度は、また一味違う捜索模擬訓練になりました。
ご参加いただいた皆様、
誠にご協力ありがとうございました。
認知症介護指導者の視点より御礼申し上げます。