天使の心と悪魔の心
日野原重明氏の言葉を借りると
医師には天使の心と悪魔の心を
ひとりの人間の中に同居させているとあるが、
これは、看護でも、介護でも、どのような人でも持ち備えていると思えてくる。
また、それをどのように調和させ生きるのかを悩まなければいけないとも。
認知症を患い苦しむ人も
癌で苦しむ人も
認知症に侵された脳でも、
癌に患う胃でも腸でもなく、
不安になっている病気の人なのだ。
医師が、癌になって理解できたこと等、
辛い闘病から書き残していただいた書物もあるが、
同じ一人の人間からでも、
立場が違うと見えてくるものがまるで違ってくる。
せっかく書き残していただいた書物から
自分が病気になったときには、
このように接していただきたいという
願いを中心に置くと
その日に出会う人との距離がぐっと近くなるように思えてくるが
これは、
過ぎ去った過去には戻れず、
前に進むことに希望をもつことなのだとも読みとることができる。
🌷🌷🌷 秋の研修のご案内 🌷🌷🌷
11月10日(金)の研修ご案内です。
どうぞ遠方の方も、共に考え、自分だったらどのようなことを希望するだろうと
我が身に置き換えるチャンスとしませんか。