私と小鳥と鈴と

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私と小鳥と鈴と

 

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くは走れない。

 

 

 

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私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。

 

 

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鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

 

 

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「金子みすず」さんの詩が学生時代から好きで良く求めていましたというMでした。

 

共にいるとき何を話し、何を聞いていたのだろうと思います。

 

聞くこと、聞かせてもらうこと、

 

そこには、どちらも優しさが必要でした。

 

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