言葉を聴く姿勢

先月からの優れない

体調も回復しつつあり、

発熱からの体のリズムの変動を自ら思い知る事となった。

せっかくの体を張った体験も活かさなければもったいない。

病気と体の体内リズム。

眠たいのではなく病気から寝かさせられる体。

風邪との診断で

のどの左右が赤いですね・・との医師の診断。

しかし、

その前後のストレスがかかっていたのも事実。

ストレス反応に風邪が便乗したのだろう。

*

のどが痛い、

と訴えることができる体と、

高齢になると痛みが弱くなり、知らぬ間に発熱もせず肺炎が進行する

場合もある。

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それでは、

認知症の人はどうだろう・・。

●体がだるい

●頭が重たい

●テレビの音が今日はやけに頭に突き刺さる。

●トイレに行きたいが上手くことばで言えない。

●便が出ていない。

しかし、だれもその事には気づいてはくれない。

◆●◆

そのような場面のときに

デイサービスの車が元気良く

『おはようございます!!』と迎えに来られると

元気な体の時には

『今日は体調が優れませんから・・』と

丁重にお断りもできるが、

仕事へ出かける在宅介護者の言葉にも押され

乗り込む社内は、

止まるたびに降りようとする行為があって当然だ!

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認知症の人への尊厳は、

優しいトーンで

身体はだいじょうぶですか・?

●苦しいところはありませんか・・?

●今日は出かけられそうですか・・?

と、

お尋ねしてから、

休む事ができることへの信頼。

時間遅れの変更や

何時間だけ行けますか・・?

と納得いただいてからの

乗車への対応であると、

心も体もゆったりと一日過ごせそうだと

発熱から学び取らせていただいた。

◆◆◆

この少しの“間”、『手間』がもっとも重要なのだ!

お迎えは介護の始まりなのだ!

ベルトコンベアー式には行かないところがケアなのだ。

だから認知症専門デイは、12名と限定されているのだ。

*

今や、認知症の進行が進んで混乱からの相談が多い。

早期受診は、いろいろ言われてるが

★はやり重要だ!

脳神経外科による画像診断、

症状が進行したときには専門の精神科医との連動が

その人の残された人生を左右すると現場から自分は思う!!

◆◆◆

今、認知症を患う人らによって、

人としての尊厳を今一度見直せと

教えていただいているようにも思えてくる。

この時代に生きていること、

病気になることにも意味があるように思う。

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***

体内リズムについて調べていたら

『老化と高齢者の時間医学』

大塚 邦明氏の (日老医誌 50巻3号)が把握できた。

健康寿命をオーダーメイド医療で改善する日が近いそうだ!