読書と語りの会
最近は、あれやこれやと多忙であるが、その中でも朝一の読書が心を潤う。
人は生まれ懸命に生きるが、いくら生きても一人の人生の体験である。
読書から、いろいろな方の人生経験や小説からの学びがある。
以前、語りの会へ入会していたときに毎月勉強会を行っていた。
今、考えるとその時の体験からの学びで動かされている自分がいる。
今朝の本は、ホスピス医師から現在終末期医療の実践を行っている医師が書いた
「死ぬときに後悔すること」を読ませていただいた。
本からの学びから現在地にいる自分が見えてくる。
重たい本と捉えるか、すがすがしい本と捉えるか自身の心次第である。
人は必ず死ぬことを理解しているはずなのに、身内や自分の事になると遠くの出来事と思ってしまう。
そんな自分自身に投げかけてくれる1000人の死を見届けた医師からの提言は重みがある。
読みやすく、すぐ読めてしまうが、これから先その時のその思いの中の自分は何度も読み返し
て行くだろう。
語りの会からの学びは、語りは子供の心の中にスポンジが水を吸い込むように染み渡り、人生の岐路時に道標となって進むべき方向を導き出してくれるという学びがあった。
子供達の澄んだ瞳、純粋な汚れなき心の中に、お話の世界は広がり子供達の物語への展開からの期待が手綱をひくようにびんびんと感じてきた。
この子供達の澄んだ瞳が汚れていくのはすべて大人のせいであるとも長年のお話ボランテイアから感じ取ることが出来た。
今もその思いは変わっていない。
これからも、その気づきをベースに頑張ろう。