おいしい施設の空気と、トップの判断と決断
昨日は、部所が変わりしばらくご無沙汰をしていた
懐かしい市の職員さんと保健所の若い職員さんが、
「おいしい施設の空気(禁煙)」についてお見えになりました。
エーデルワイス全施設の施設内は数年前から禁煙となっており、
それは、当然の事と思っていましたが、行政から禁煙シールをいただけるというのです。
こちらとしては、願ったりの状態であります。
施設内に関係する方々は理解されていても、
初めて訪れる来客には無理解な方がいるかも知れません。
玄関前に禁煙と”北海道のお墨付きシール”を貼らせていただくだけで、更なる安心へと変わります。
誰もが理解されているようにタバコは体に悪いだけではなく、火の元と成りかねない危険性を伴います。
これは、ホームのスタッフにとっても、
面会時の注意を払うリスクが増すことになります。
また、認知症という病気は、今と昔の思い出の中を行ったり来たりしている病気であります。
それは80歳のおばあさんが「20歳だから・・」と言うように
ふとした瞬間に昔の世界へ戻ることは現場でよくある話であります。
喫煙してきた後のタバコの臭いやタバコの喫煙している姿、タバコの吸殻から、
喫煙していた時代に戻る場合があり、
何十年も前にタバコを止めていた方が求めることも過去にありました。
そこにはトップの決断が大きく左右します。
タバコだけに限らず、一つをうやむやにしてしまうと、
すべてがうやむやになります。
動じない心をつくることの大切さは理解していますが、
それは、講義を受けるまでも無く、日々試される自分が日常であります。
生きることは修行であり、人より役職がついて働かせていただくことは、
今までの自分を振り返るチャンスが来たのですね。
役職がつくことは一段階、自分自身も上がる修行を課せられたのですから、
部下と上手くいかない、チームワークが良くない・・と嘆く方からの相談がありますが、
まず、今までの自分自身へのモニタリング(評価)が必要だと思われます。
誰にでも弱点はあり、その弱点を知ることで目標がグーンと近づいてきます。
これから漠然と「がんばるわ!」と言っても「さて、どこからかわろうか・・・」と、
変わる自分自身が不明では、次第にその気力も失せてしまいますね。
一日、一つずつ、あせらず確実に目標に向かう短期目標の設定が大事であります。
モニタリングする日を、1週間と定めるのか2週間と定めるのか、
自分と楽しみながら目標を決めることであります。
短期目標の達成から更には長期目標を掲げ、
大きなご褒美を目の前にぶら下げることも大事であります。
その目標が達成できたなら、見たかった映画を心ゆくまで楽しむ、
親と一緒に旅行へ行く、子供と一緒にデズニーランドへ行くなど、
いろいろ人生を楽しみながら生きると、自然と心に余裕が生まれ笑顔が生まれます。
辛い、辞めたい、苦しいと、思う心は、
そのまま表情が顔にも体にも現れネガティブな印象を与えてしまうことにもなりますね。
重たい心は相手の心の中にも重たく入り人は自然と遠のいてしまいます。
特に認知症介護は上手くはいかず、何倍も疲労感が増すこととなります。
辛いときこそ笑顔で、声はいつもより少しだけ大きめな声で挨拶をしていると、
元気なふりから、自然と元気な自分が生まれてくるのですよ。(実証済みであります)
喜べば喜び事が喜んで
喜び連れて喜びにくる
腹立てば腹立ちごとが腹立てて
腹立ち連れて 腹立ちにくる
悲しめば 悲しみごとが 悲しんで
悲しみ連れて 悲しみにくる
楽しめば 楽しみごとが 楽しんで
楽しみ連れて 楽しみにくる