翔子さんの書「夢」から
先日、ある場所で
金澤翔子さんの「夢」という書を拝見させていただいたが、
このように述べるだけでも、
何とも゛おこがましい゛と今でも感じるが、
その文字はまるで゛生き物゛のように
額中から飛び出すように力強く語りかけているようにも伝わってきた。
ダウン症という生まれながらの病気であっても
今は亡き父親は
仮死状態で生まれた翔子さんを「主よ、あなたの挑戦を受けます」と命を助け、
書家である母親は
自分自身と戦いながらも10歳の翔子さんを
「般若心経」を書き上げることができるまで指導をされ、
きつい指導にもかかわらず、
寒くても暑くても心配かけるようなことも言わず
当時10歳の翔子さんは
両手をついて「ありがとうございました」と母親に礼を述べたと言う。
そのことを数年前に書かれた
店では販売されていない月刊誌を偶然に今朝今一度、拝読する場面を頂戴した。
障害があって生まれてくる子等には、
言葉が話せなくても
知能に衰えることがあっても
゛ニコニコ゛と無心の笑顔で語りかけてくる子等には、
゛特別な大きな力と優しさ゛を天は与えているのだと
「夢」と言う文字が
見る者に゛ぐいぐい゛と語りかけ、
なぜ、あのように力強く羽ばたいていたのかを知ることとなり
更には
「この世に生まれてくる全てのものに生きる使命があるんだよ」と
先日の「夢」の書からより深い時間をいただいた。
ありがたい・・