人間を磨くとは
「人間を磨く」と言う言葉があるが
人間を磨くということは、
磨く方も
磨かれる方も、
同等の苦しさが伴う。
また、己自身を磨くのも
痛さが直接コントロールできる自分との戦いとなり、
よほど、強い信念がなければ到達は難しく
その己を磨くのにも何がしかの周りの支援を受けている場面が多々ある。
人生を振り返るならば
愉快で楽しい人を思い起こす場面の感情は浅く笑顔がふっと出てくるが、
人生の節目に出会い強い指導を受けた人を思い起こすと、
当時は気づけなかった
物事への判断する基準のような
「大事な芯」をいただいたと湧き上がる感情の中にも深い感謝の思いが募る。
人様に磨いてもらう立場の者は、
そのときの人間としての本質同等の感情が湧きあがり
ある者は感謝となり
ある者は憎しみとなって相反するものが互いに行き交うことになるのだろう。
しかし、その憎しみの感情は年齢と共に広い視野を持ち感謝と変容する場面が多い。