悩みは喜びの前兆
人生には、様々な悩みがついてくる
子供・大人・老人
悩みは人を選ばず試練としてあたえてくる
傍から見ると、そんな事・・と思っても
当事者である人々には、悩み苦しむ日々が押し寄せてくる
子供には子供なりの悩みがあり
大人になると、子供の頃が懐かしく
老人になると、生き生きと元気に働いていた頃を走馬燈のように思い出す
悩みは生きる上での同伴者なのか
悩みと共に生き、悩みと喜びの繰り返しの中で人は幸せを感じられる事を知っているのだろう
坂村 真民 氏の「鳥は飛ばねばならぬ」は、その様な心に染み渡る心強い詩である。
「鳥は飛ばねばならぬ」
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒濤(どとう)の海を
飛び行く鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇ではなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
坂村 真民
遠軽家庭学校