困った場面であらゆる人の手を借りるのは、これからの地域への貢献と なります。
若年認知症
働き盛りで認知症になった人の多くは進行が速く
介護者である配偶者は、
本人の介護と親の介護が重なり、
子供等が学生であることや
就職活動中であること、
未婚であること等、
まだまだ、子育て途中の人が多い。
「なぜ、自分がこんな病気になってしまったんだろう」と、
病気や忘れる事への恐れ、
妻の疲労と闘いながらも
仕事を続ける姿に
心の中では「申し訳ない。苦労をさせている」と
ふがいない自分を恨めしく悲しいことばかりが波打つように押し寄せ、
一番大事な人なのに
一番感謝をしているのに
一番辛くあたってしまう
しかし、悲しみの渦の中から少しの喜びが笑顔となると
家族も
介護者も
病院の人々もみーんな笑顔で自分のことのように喜び
自分が発した笑顔から大きな力をみんなに授け
みんなは、また前に進む大きな力をいただいたように
クシャクシャの笑顔でこちらに視線を寄せていただける。
当事者と
家族と
病院と
夫々の現場は、いつも一つである。
認知症は誰もがなりうる病気であり、
あらゆる人の力を借りるのが
これからの人等への
自分から地域への貢献と思っていただきたい。