メンタルへのアプローチ
メンタル面へのアプローチには、
特に、今のその人の
BPSD(認知症からの行動心理症状)の対応時には、
さまざまな要因を探ると、
介護現場の
「困った人だなー」という介護者の感情から
背景・要因から分析していくと
「今、困っているのだなー」と、
共感的理解をもつ事が出来ます。
共感的理解から支援する介護者は
現場でのBPSDの行動からでも
「〇〇かな・・。服薬の影響か」、
足をさすっているその人へ
「今日は寒くて足腰が痛むのか」と、
いくつかの要因から分析をすることができ、
その人の苦悩を知ろうとする働きからおのずと対応が現場でみえてくるようになります。
(機能低下の回復には根気よく受容しながら)
苦悩が見えた介護者からの目線も態度も優しく、
共感的理解からの支援を受けたご本人は、
やさしさのメンタルアプローチをしっかり受ける事が出来ます。
苦悩と闘いながらも新しいサービスを導入する場面では、
医療も含む昔からの既往歴、
現病を探ることが要となり、
介護現場では、あらゆる視点から要因を探り
分析し、
今、その人ができる事を探り
その人の力を知り、
満足感から遠ざかっているその人へ、
満足感と達成感を高めるケアを支援することが必要と考えます。
食の満足感は、
忘れることから喪失が多くなった病気の人へ心の安定への働きを高めます。