「連合の法則」からふりかえる
心理分析の本中に、
「連合の法則」というものがあると述べられていました。
楽しく愉快に過ごしている場面で会った人、
好きな演奏会でであった人
自分が逃げ出したい嫌な場面で会った人
「楽しい・嫌だ」という思いが連合し
その場所や物、人に対する感情に結び付いていくといいます。
苦手な人、
すぐにでも会いたい人は、
このようなことも影響しているのかもしれません。
横道にそれますが、
特に感情が残る認知症の人の対応にあっては、
病気からの影響で
強い思い込みから介護者が暴言を受ける場面がありますが、
その場面では生まれたままの感情を出さず、
プロとしての自覚から、
やさしく言葉を聴いたり、
語尾を上げ相手の気分を改善しようと努力する声が届くと、
プロに徹した感情のコントロールが出来たのだと思う事が出来ます。
また、連合の法則からみてみると、
良き感情であればその会社全体のイメージまでにも影響し、
反対の
一人の不快感を発する職務の人から、
その職業全体にまで影響力があったりすることもありますね。
自分から発する感情の影響が相手にいつまでもイメージとなって結び付くのだと理解できると
自分を知り尽くした馴染みの人、
初対面での人との対人面でも配慮が必要なのだと
無神経な自分には考えさせられます。