楽しみの食事は、解決できていない“もやもや感”を打ち消し周辺症状 を軽減させます。

昨日は、日曜日でもあり、

皆さんが大好物のおはぎ御膳をご用意させていただきました。

個人の過去情報と健康チエックから

楽しみながら力を引き出すケアへ入らせていただきましたが、

最近は特に、1Fの人々も

「今日のお昼はな~に」と興味をもたれる事に力が入ります。

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Aさんは独りでの暮らしが困難になり入居となりましたが、

家族様が疲労困憊した記憶は消えうせ、

元気に働き続けていた頃の記憶だけが残っているAさんにとっては

「家があるのになぜ、自分はここにいるのだろう」という

心の不満と「自宅で暮らしたい」という希望が今もなお当然あります。

この場面での病気の説明は、怒りとなり火に油を注ぐ結果となります。

受け入れる余裕はありません。

受容のみの対応です。

(Aさんは穏やかなときの短い病気の話はOKです。個別によりますね。)

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心の不満は「自分のご飯がない」と朝食後の二度寝から、

もやもやが再燃する場面がたびたびありましたが、

最近では食からの満足感が

マイナスな心の支配を打ち消す力を発揮しているようです。

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いろいろなデーターを把握できるチャンスであり

根拠ある介護へ向かう一歩となります。

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≪☆☆きめ細かな支援を届けているリーダーからの報告です☆☆≫

2Fでは午前中から3名の方が参加され

「どれどれ」とおはぎつくりに身を乗り出すMK様、

黙々ともち米を半つきされるM様、

「久しぶりだからできるだろうか」と少し控えめなA様も、

あんこと、もち米を手にもつと慣れた手つきでおはぎ作りを行って下さいました。

おはぎは、みなさん好きな様子でむせることなく完食していただくことができました。

認知症グループホーム 報告者 熊谷