自分を今一度
先日、初めてデイサービスをご利用となった
とじこもりがちだった、ご利用者に、
皆さんとグループ回想法を実施させていただきました。
目的は、ご利用者間の交流促進と、
ニーズアセスメントです。
・
(シンフォニー昼&夜)
*
話の内容は、思い出の中の当時の細やかな描写から、
本の中に囲まれ幸せだったという過去の世界から
現実に照らし合わせた街並みまで語っていただき。
・
学校卒業後、就職された頃のお話は
家族も知らず、
もちろんケアマネさんも『エッほんとですか!』と自分の事のように
喜んでいただき、
・
2度目の通所時には、お好きかな・・と思われる
大きめの字の本を用意させていただきました。
・
・
・
*現場より*
午後のひととき、
本を薦めると
『あらー本ですかーいいですね』とすぐにメガネを外され、
本を手に取った瞬間から表情がガラッと変わり
真剣にページをめくっていました。
あまり長い時間は疲れてしまうので
そっと声をかけさせていただくと、
ティッシュでこよりを作ってしおり替わりに挟まれ、
「次来た時にまた見せて頂きます。」と楽しみにされていました。
☆
・
(Ⅲ号 楽しみな、いちごが3個実り食していただきました)
◆
自伝的記憶は、
最も高齢者の回想とかかわりの深い記憶のひとつとあります。
記憶と回想は、密接な関係がありますね。
☆
老いた自分から元気だった青年期の記憶は、
もう一度自信を取り戻すきっかけにもなっているようです。
・
(父の日のお祝い・・)
*
回想されている表情・態度など記録に取り、
今後の本人様の生活の質を上げ残された日々に潤いをもたらすこともできますね。