10年前と比べると
今、介護施設等の利用料金は
ほぼ、横ならびになってきており、
10年ほど前には
グループホームの利用料金が高いと言われてきましたが、
いまや、
どちらかと言うと建物等にもよりますが、
昔からあるグループホームは
とても利用しやすい料金となっています。
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(デイサービス五号館)
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これは、認知症の人の住むグループホームが
特別価格を下げたわけでもありませんが、
特別養護老人ホーム等の個室対応からの料金や
介護保険の制度改定から負担が増した事が重なり
10年前には考えられなかった状況が現実に起きています。
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また、認知症の人が増しているのは事実でありますが
施設へ入所できるのは一部分でありますね。
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先日のサロンから、
「実家へ戻った娘さん一家が認知症の人を看ている。
それは、それでよいのか」という意見もありましたが、
さて、
そこにいるご家族は対応に苦慮してはいないのでしょうか。
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認知症の人、本人は経済的には一家の大黒柱として成り立ち
精神的・肉体的に満足している状態なら、
互いにありがたい環境でありますが・・・
(昨日のシンフォニー昼・夕)
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認知症の人の対応を知らず
元気な頃の祖父母の思いで対応すると
互いの疲弊感が増してきます。
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また、受験を控えた孫さんらと同居となると
家庭内のご苦労が手に取るようにも見えてきます。
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特養の入居条件は要介護3~5でありますが
要介護が低くても利用できる条件は認知症の人であります。
しかし、
プロでさえ混乱した認知症の人の対応が出来ず
特別養護老人ホームも利用できなくなるという報道もあります。
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まずは、家庭内だけではなく
地域の包括支援センターや
地域の介護事業所(グループホーム)などに
話を聞いてもらいに行く事も近道であり
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何よりも大事なのは、早期の受診で
本音でお医者さんと語る事が必要です。
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日常の小さなトラブルもメモにとり時間帯・対応・を
日別に書き込み受診時に、
そっと看護婦さんや医療ソーシャルワーカーへ情報を
診察前に送ること、
また、
本人の言葉も記録に取ることで
解決の道もそこに含まれていることもあります。
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認知症の人がやっと言葉を発した中には、
過去のトラブルや
過去の悲しい出来事が昨日のことのように思い出されることもあり、
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本人が解決できていない荷物を、
日頃から遠巻きから徐々に認める支援で
ご本人の大きな荷物が軽減し
混乱が減少したケースもあります。
いまや在宅介護が大変になっている事実が現実に起きています。
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この時代こそ
早くから多くの認知症の学びを取得した認知症のグループホームや
認知症専門のデイサービスが
地域の核として
お役にたたせていただける“とき”がきましたね。