今を生きるとは

命

今、

生かされている命は、

相等の数の血縁から成り立ち、

自分の番を

表舞台でスポットを浴びながらいきているように思えてくる。

*

・

しかし、

やがては、

誰もが

平等に

その舞台に幕が降り

財産も

名誉も

何も持てず

身につけられる人は

差し引かれたわずかな徳のみで

生まれたままの姿で戻っていくのだろう。

*

・

今を生きるということは

その人にのみ伝わる自分も知らない歴史が有り

目には見えずとも

多くの人々に囲まれ

ときには

”がんばれ！がんばれ！”

『自分等ができなかったことを頼むぞ』と、

すぐ側で励まされ生きているのだ。