言葉を聴く姿勢
体調も回復しつつあり、
発熱からの体のリズムの変動を自ら思い知る事となった。
せっかくの体を張った体験も活かさなければもったいない。
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病気と体の体内リズム。
眠たいのではなく病気から寝かさせられる体。
風邪との診断で
のどの左右が赤いですね・・との医師の診断。
しかし、
その前後のストレスがかかっていたのも事実。
ストレス反応に風邪が便乗したのだろう。
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のどが痛い、
と訴えることができる体と、
高齢になると痛みが弱くなり、知らぬ間に発熱もせず肺炎が進行する
場合もある。
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それでは、
認知症の人はどうだろう・・。
●体がだるい
●頭が重たい
●テレビの音が今日はやけに頭に突き刺さる。
●トイレに行きたいが上手くことばで言えない。
●便が出ていない。
しかし、だれもその事には気づいてはくれない。
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そのような場面のときに
デイサービスの車が元気良く
『おはようございます!!』と迎えに来られると
元気な体の時には
『今日は体調が優れませんから・・』と
丁重にお断りもできるが、
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仕事へ出かける在宅介護者の言葉にも押され
乗り込む社内は、
止まるたびに降りようとする行為があって当然だ!
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認知症の人への尊厳は、
優しいトーンで
●身体はだいじょうぶですか・?
●苦しいところはありませんか・・?
●今日は出かけられそうですか・・?
と、
お尋ねしてから、
休む事ができることへの信頼。
時間遅れの変更や
何時間だけ行けますか・・?
と納得いただいてからの
乗車への対応であると、
心も体もゆったりと一日過ごせそうだと
発熱から学び取らせていただいた。
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この少しの“間”、『手間』がもっとも重要なのだ!
お迎えは介護の始まりなのだ!
ベルトコンベアー式には行かないところがケアなのだ。
だから認知症専門デイは、12名と限定されているのだ。
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今や、認知症の進行が進んで混乱からの相談が多い。
早期受診は、いろいろ言われてるが
★はやり重要だ!
脳神経外科による画像診断、
症状が進行したときには専門の精神科医との連動が
その人の残された人生を左右すると現場から自分は思う!!
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今、認知症を患う人らによって、
人としての尊厳を今一度見直せと
教えていただいているようにも思えてくる。
この時代に生きていること、
病気になることにも意味があるように思う。
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体内リズムについて調べていたら
『老化と高齢者の時間医学』
大塚 邦明氏の (日老医誌 50巻3号)が把握できた。
健康寿命をオーダーメイド医療で改善する日が近いそうだ!