仏と縁

仏と縁

幼き頃から祖母と共に

参っていた寺。

今、目には見えぬところで介護させていただく縁。

この縁と

仏縁は、とても良く共通する深いものがあるように思えてくる。

見えぬ心で訴えている真の姿を見させていただこうとする働き、

聞こえぬ声を聞かせていただこうとする働き

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父親の兄は寺の住職となり、

祖母は長男の出家であるが仏門に近いご縁をいただけたことに

いつも、どこでも

長男を偲びながら

お経を口にしていた。

自分の周りのスタッフから、

相談ごともありがたく賜ることがあるが、

この相談も健康でなければ受ける事もできず、

しかし、健康すぎるがゆえに相手の気持ちを知りえることもできない事もあり、

*

人は、痛みを知り

程よい辛さも知り

生きることの苦悩と戦う中から生きる知恵を授かっていくのも

これからの人生の大きな救いの手を求めている人々が待ってるのだという証なのかと思えてくる。

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永年読み継がれてきた教本も

この意味は、どのような意味なのだろう。

この意味を知らずしてどうしてお経を上げることができるのだろう・・と

あらゆる寺で意味が説かれた教本がないか探させていただいたが、

有るかもしれないと教えをいただけた場所が

身延であった。

やっと求める事ができ、

手にすることはできたが、最後まで読みこなすまでにはかなりの時間を要する。

気になる部分のみの選択からであるからなおの事である。

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しかし、そのようなとき

Eテレで法華経についてシリーズで教えをいただけている。

植木氏の語り口もわかりやすく、人間味あふれ

とても入りやすい形である。

学びとして、知識として吸収するのも一つの方法である。

NHKの本も500円位で本屋さんで販売している。

100分de名著 法華経 第1回 『全ての命は平等である』

もう3回は終了しているはずだ。

*

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おかげ様で再び

鈴木修学氏の

『妙法蓮華経略儀』

(青山書院)を発熱から再生させていただけた。

鈴木修学氏の あとがきには、

世の中を生きていくことへの苦悩から

本当の宗旨、自分の悩みを去る経、

それは法華経であるが、

漢文が難しく漢文を分かりやすく説かれたものを

青山書院が、善根を積ませていただこうとの考えから

出版に至ったと・・あった。

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一日は大事だ!

昨日と今日と明日と、

全く別な日になるのだ。

自分には介護と見えないものを信ずる心の教本の両輪が必要だ。

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