納得からの開始
グループホームの一日
今年、隠れ脳梗塞が発見された90代の○さん、
今は、寝たいときに寝て
ゆっくり朝の時間を過ごされ
『そろそろ、ご飯はいかがですか?』の声かけに、
「いやだー。まだ寝たいもー』と。
朝の6時のバイタル(血圧・脈・体温・酸素濃度)は安定です。
健康チェックの訪問看護ステーションも大きな変化はないようです。
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朝食と昼食が重ならない様にスタッフのことばかけは、
「甘酒ご用意しましたよー」と。
布団の中で一瞬笑顔です。
ゆっくり起き上がり用を済ませ
甘酒を飲みながら「父さんが良く飲んでいたー」と。
懐かしい父さんや、周りには甘酒を飲む元気な家族もいたでしょう。
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季節の変わりめになり
超高齢者には、体にも心にも変化が起きているようです。
父さんのお話も、ひ孫のようなスタッフは聞かせていただき、
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また、ある方は、
生活をしながらふと思い出す帰宅願望は、
「母さんが心配しているから帰らなければならない。もう10日も帰っていない」と。
懐かしい母さんを忘れないように
アルバムを見ながら、
時の経過を辿り今の時点にゆっくり戻ることを話し合いました。
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デイサービス利用も施設利用も、
認知症になったからこそ本人の意思の確認が必要ですね。
納得したと思っても、自身が自分を理解させるのに随分と時間がかかったり、
また、デイサービスでは、
家が一番大好きな方でしたが周りからの勧めもあり、
しぶしぶ現場に到着し皆さんに合わせようと努力をされていましたが、
2時間の限界がくると猛スピードで外に飛び出すことも過去にありました。
でも、一方では2時間よく居ていただいたと力を感じます。
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どのような服薬効果も人の思いは強く抑えることはできないことを教えていただけます。
認知症になったからこそ
短い言葉で説明し
納得(表情・態度)してからの開始が必要です。
北見NHKギャラリーにて作品展が開催されます。ご本人が納得されるまでお書きになっています。
Ⅲ号館