北見地域のがん患者さん支援の充実に向けたセミナー

2020年、日本財団(東京)の調査によると

67歳~81歳の男女59%が最期を迎えたい場所が

『自宅』と答え

『医療機関』は、34%だったという。(北海道新聞より)

 

認知症の人が生活をされるグループホームも、

すでに自分の最期をお元気なときから決め、

入居に至っている方もおり、家族も了承されている。

 

サービス付き高齢者住宅でも、

終末期を迎えながらお暮しになっている方もおり、

その時期が来た時には24時間対応できる場所へ

希望時には移動となるが、住み慣れた部屋をご希望の方は、

そのまま最期までお暮らしていただいている。

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今年の春先には、まだ周りはコロナ禍であっても

ご家族は、感染対策をとりながら毎日、玄関から最短距離の部屋へ直行となっていた。

しかし、あくまでも、これは、看取りをされる医師が存在するからであり、

多くの人が住み慣れた場所を希望されても希望を叶えることは難しい現状だ。

最近では、オホーツク勤医協の医師も可能な状況のようで、

北見日赤病院からも、往診をいただきながらお亡くなりになったケースも数例ある。

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しかし、十数年ほど前に、

娘さん二人が在宅で最期の場面まで看たいと希望があり、

通っていただいていたデイサービスのスタッフが、

ときおり尋ね、

訪問すると大層、本人が喜んでいただいただき

その後も、何度か回数を重ね、

急激にくる呼吸の変化を娘さん二人に知らせ、

往診をされる仕組みはなかったが、

呼吸の変化から、

通っていた病院へ救急搬送し(医師から最期はいいよと。)、

家族と共に医師や看護の協力を得ながら当時の中央病院でお亡くなりになった。

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一切介護保険は使わず、「家族で看たい」という希望を成し遂げ

家族のご苦労もあったが

心の満足は計り知れないものがあったようだ。

当時の元気なお母さんの笑顔が浮かんできた。

 

 

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北見市では、『北見地域のがん患者さん支援の充実に向けたセミナー』が用意されている。

令和5年7月18日(火)

18:30~20:20

北見市役所5階505号室

会場定員30名

オンライン定員100名だが、昨日のお話では参加者が多く、

250人まで枠を広げたと話されていた。

遠方からも申し込みも届いているようだ。

オンラインの環境が整うと遠方からでも参加できる。

 

 

 

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当方でも、当日はオンラインでプロジェクターを使い1か所に集まり、

今、看取りを迎えている方の話し合いもしながら、

スタッフ等と拝聴し、学びから考える良き機会にしたいと参加者を募っている。

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現場で直結している一般スタッフからの申し込みも多い。

自分の人生の最期をどのように決めるのか、

病院を希望する人・自宅を希望する人、どちらも決めるのは自身である。

また、外国では終末期のデイサービスも存在する。

終末期中期ごろまでは、

あえて少ない人数で現在通われている場所が事業所内にも存在し、

入浴と短時間の会話を楽しみ

2時間ほどでお帰りになっている方もいらっしゃる。

 

学は、自分を助け相手をも間接的に助けることになる。

今、支援できることを有難いと思う。