学に参加
昨日は、レビー小体型認知症研究会がZOOMであった。
いろいろな進行状況の困難事例から
症例をお聞きすることができ、
体験していること、
体験していても気が付かずに進んでいること、
参加する人々は、
薬剤師
看護師
大学の先生
認知症介護指導者
現場介護に勤しんでいる人々、
医療関係者から話をお聞きし、
介護を導く人々からの意見を賜ることができ、
新鮮で
刺激的で
ときには深く考える部分となり
話を拝聴しながら現場で体験させていただいた事例が彷彿し、
様々な意見から直接お伝えをさせていだくことができる。
レビ―小体型認知症と診断がつくようになってから、
まだ、それほど年数が経過していないが、
頭に思い浮かんだ人も入居され数年後しばらくの経過してからレビーと診断された。
入居当時は食事拒否があり、
怒りがあり、
歯を食いしばり
水分も栄養も全くいかない状況であり、
命を救おうと
Drからシリンジをいただき、
現場も戸惑う中、率先して対応させていただいたが、
夢中の介護支援でもあった。
嚥下も良く歯を食いしばり口を開くことができないだけで
シリンジからミキサー食を声をかけながら届けると夢中で食べていただいていた。
その方は、その後しばらく寿命があり
最期を全うすることができた。
レビー小体型認知症は個別であり、
型にはまらず
もともとの性格も影響し環境の変化にはとても敏感でもある。
人も環境の一部でもある。
また、地域には、
妄想から隣近所に客観的にはご迷惑をかける場面となっている人が大勢いるが、
多くの人々が地域で何とか生きようと、
自身と闘っている姿でもある。
施設等でも、
入所直後の場面では、
当事者のいきなりの誰も知らない散歩から、
急に現場に電話が入り
大事になる場面もあるが、
しかし、その人にとっては、
今までの環境と違い、
『なんとかここを抜け出さなければ』という思いが強かったのだろう。
しかし、周りの目線は、
「もう〇さん、無断で出ないでくださいよ」という、
言葉にはならずとも目線が届いてしまうのも現実である。
しかし、互いの歩み寄りから、
6か月程、過ぎた時期から
落ち着きを取り戻し、笑顔で過ごされる時間が長くなっている。
昨日の話し合いから、
地域においても、家族以外で周りで信頼できる人がお一人でもいるなら、
その妄想も減少するのかとも思えてくる。
小さな地域では『認知症だもね。』と、ある程度の理解を得ている人等も大勢いらっしゃる。
お一人でも、関係性の良い方が、
妄想をきちんと受け止め話を聞かせていただくだけでも
その人の妄想の内容も変化してくるのかもしれない。
この病気は、遅くまで記憶のある方が多く、
過去の楽しい出来事の回想や、
笑い話ができること、
一緒に楽しい時間を過ごすこと、
これも良き環境の変化につなげる部分でもある。
厳しい妄想は、厳しい視線の裏返しでもあるようだ。
会に参加する人々は、
とても
熱心で、勉学に勤しみ
驚くのは、
とても頭が低い。
自分も見習わなくてはならないと感じた。
感謝!^^