言葉のもつ意味・言葉の深さ・言葉の受け売りの点検が必要かな
希望をかなえるカードへの記入は、
依頼時は、当事者の横に座り聞き取りながら書かせていただきます。
近距離の為か
現状の暮らしにおける一番の心の奥にあるものを提示していただける場面もあり、
初対面であっても、
『希望のカード』からの心の報酬のようで、
人と人とのふれあう心豊かな時間となります。
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90代の方です。
『一番このカードを使用したい目的は何でしょうか?』」と伺うと
「歩けるし、買い物も大丈夫だし
転倒や、やっぱり〇〇の病気で具合が悪くなった時かな」と。
ご自身を再評価する場面となります。
「じゃ、かかりつけ医と
緊急連絡先を入れた名刺代わりのカードにしましょうか」と伺うと、
『私ね、一人暮らしなの。子供も遠いの。もしもの時が一番心配なんだ』と。
『そうなんですね。・・・それは心配な部分ですよね』
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耳の遠い〇〇さんに身体を寄せ耳元で
『良く考えてみますと、生まれてくるときも一人ですよね。
また、最期のときもみんな一人で旅立っていますよね」と、
お伝えすると、
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一瞬、間を置き
「そうか!」
「そうだ!」
「そうだった!」と、
背筋を伸ばし目を丸くし『ひとりぼっち』と嘆いていた表情とは打って変わっていました。
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一人暮らしであっても、皆さんと定期的にふれあいの場で交流し、
買い物に行き、
病院へも歩いて通い、
用事を足して帰ることができたら、
最期は一人で人生を謳歌し旅立つ場面であっても
「孤独死」とは言えないような気がしてきました。
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言葉のもつ意味
言葉の深さ、
言葉の受け売りを
今一度、点検が必要なんだなと、
帰りの車の中で思い浮かぶと同時に
あったかくて、
幸せな時間であったな~と感謝する時間となりました。
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