日本の大事なもの
玉置浩二氏のメロディを久しぶりに聞いていたが、
やがて映像が変わり薬師寺における参拝では、
『仏様には香りと音を奉じることで姿は見えずとも届けることができる』と、僧侶が伝えていた。
何気なく入ったお店でも玄関に入ると、
お香と、その存在からなぜだか清められた空間に居るようで
安心感を伴いゆったりとした気分になる。
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『音』では、
日本の伝承の歌は、随分と失っているものが多いように思えてくる。
幼いときの記憶は遅くまで残り、懐かしい1曲からでも多くの友人や学生時代のクラスの
友等の顏が浮かび懐かしく心を癒し回想にもつながることがある。
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世の中が変化し、物事の一部だけではなく社会全体を見渡し評価し、
大事なものを残す働きも必要で、
超高齢社会における高齢者と子供等の接点を保つためにも、
新しい現代の音楽と日本伝承の歌もバランス良く教科書に導入し、
共に歌うことができる環境整備も必要なのかな?と
薬師寺僧侶の話からふと、思った。
形のない日本の財産を受け継いでいくことで
日本人のアイデンティティがかろうじて保つことができるのかと思う。