NHK「介護保険置き去り38000人」視聴から!
NHK介護保険置き去り38000人を視聴した。
●「人に迷惑をかけたくない。」
● 介護が必要にもかかわらずサービス受諾がいただけず、サービスを支援ができない認知症独居の方、
●介護を使いたくてもお金がなくて介護サービスを受けられない。どうしたら良いのかわからない。
ここから考えられることは、すべて人がキーポイントとなっていることである。
1)今までの生活の中で退職されてから、
2)普段の生活の場面で、地域の人々との交流がどれほど持たれていたのだろう。
今の状態は、家族という形態が変わった事や町内会からの離脱が多くなる等、
人対人の交流が減少する中、ある意味予測できた状態ではなかったのかと思われる。
また、学校教育の中における、
人、自然、地球、自分達の住む日本についてどれだけ真剣に語る時間があるのだろう。
日本を支えてきた地域の人々が今どのような暮らしになっているのか、
これからの2025年に向かい、この浮かび上がっただけの38000人どころか、
数知れない大勢の“介護難民”が出てくる危険性がある。
何が大切なのかを知る真実の「心を養う時間」が急務である。
介護保険という柱を建てても、1本だけでは強風に押し倒されそうになり、
それを支える周りの細い柱が無ければ、どのような完成度の高いものでも日毎に脆弱化してしまう。
これから進むべき地域介護支援対策の模索は、
そこにいる地域の人々を巻き込まなければ絵に描いた現実味のない施策に片寄る危険性がある。
これからの地域の人々が「これがあって良かった」と思える、
誰もが理解できるわかりやすい言葉でお金のかけない地域密着型の施策を考え、
同時に今の子どもや若者が高齢者になるときには、
大事な地域の心が養っている事が今の現実からの反省として両面から方向付けていくことが重要である。
認知症の人を介護保険サービスに結びつけるためには、
何回も何ヶ月も足げに介護支援専門員とデイサービス職員が飽きずに懲りずに怒られても笑顔を絶やさず馴染みの関係をつくり、
両輪が動いてやっと、ようやくサービスにつなげているのが実情である。
そこには、
「その人を何とか風呂に入ってもらいゆっくりしてほしい。」
「栄養のある食事を召し上がっていただきたい。」
「人との交流から笑っていただきたい。」
「家族の負担を何とか軽くさせていただきたい。」
「認知症の回復ができるのではないだろうか。」
と、思うスタッフの純粋な「心」が動いて成功に結びついている現実である。
人は人の「心」によつて蘇る事ができることを現場スタッフは強く感じ理解している。