童謡「夕焼小焼」の作詞者として知られる中村雨紅(うこう)氏は、
現在の八王子市上恩方町 で明治30年に生まれました。
中村雨紅氏は、日暮里の小学校の教職時代に
八王子駅から徒歩で実家に帰る途中、
綺麗な夕焼けを見て「夕焼け小焼け」の歌詞を作ったと、
昨年もセンターの帰りに行った資料館にありました。
夕焼け小焼けの歌は不思議な力を兼ね備えています。
お年寄りの側で、ふと口ずさむと、
それまで遠くを見ていた方も、
目線をこちらに、多くの方が穏やかに口ずさみます。
懐かしい夕焼けと野山を、
しぜんと思い出させていただける歌です。