リスクマネジメント
土曜日の運営推進会議の中でも、
現場の中におけるリスクマネジメント評価について報告をさせていただいたが、
介護現場において皆、精一杯身体を使い仕事に励んでいるが、
その中に入ると「あぶない、危険」とヒヤリとする場面と直面することがある。
リーダーの視点、管理者の冷静な視点が重要であり、
日々の介護の中で共に働くと「しかたがないのか」と同化してしまう自分達がいるのも事実であり、
「だめだ!」と自身と戦い、
懸命に働くスタッフへ「あのね・・」と、わかりやすく気分を変えずに伝えるコミュニケーション技術、
ときには命の危険性を伝えるには語尾が強くなることもある。
それだけを伝えるとリーダー、管理者、トップは孤独なのかと思うが、
その精神的な内的なものは、
定期的な技術の向上と共になぜ、その支援が必要なのかというスタッフの納得する対話が必要となってくる。
今、介護保険が導入する前の措置の時代から大きく契約と変わったのが介護現場であり、
そこにかかわる家族という形態も変化している。
互いのコミュニケーションは、もろもろの心の葛藤を跳ね除ける力へと変化する。
義務や仕事だからと、割り切れないそれ以外のものが大きく「心」となって動き出し、互いの心が変容する。
やはり、人をあいてとする教員の中にも「うつ症」を患う方が多いと聞くが、
真面目だからこそ、繊細だからこそ、
学問だけでは戦えない社会という組織の中において、
共に力強くたくましく生きていくためには、測定できない心を鍛える時間を支援するのも、
リスクマネジメントの大事な要素なのかと思わさせていただく。