”生きる”

 昨日、還暦の祝いにお呼ばれし手づくりの温かいパーテイに出席させていただいた。
元気に還暦を、お祝いをされる人。
退院から間もないのに義理人情に厚く出席をする人。
共に温かい時間が流れ、還暦の主人公の時間の推移が映像で流された。

 

 いつの時代も人は真剣に生き輝いている時代がある。
艱難辛苦を乗り越えたと思われる60年の人生からの機微を側面から伺わせていただいた。

 

 以前共に働いていたSさんが、顔を見るなり駆け寄って来てくれた。
Sさんと離れていた距離は、ほんの1〜2年前の事であるがSさんの身の上には様々な事が起きたようだ。

 

 人は懸命に働き幸せになる為に努力をするのだが、目に見えない幸せという文字が時には、ぼけて見えなくなることがある。

 

 人生において正しい生き方を伝えてくれる人は数少なく、時にしっかり目を見開かなければ真実を見極める目は厳しくかすんでしまい楽な方へと導かれてしまう。

 

 ときどき最後の自分を想像することがある。
その想像から「あの時こうすれば良かった」と思う自分自身が現れでてくる。
その自分を想定して今、必死に動く自分がいる。

 

 何に向かって生きるのか・・・・今動ける自分、今話せる自分、どこかで感謝をしなくてはいけない事を高齢の自分が教えてくれる。