スタッフの育成
スタッフの育成、
人を育成することは、その人自身を正面から側面から、あらゆる面から、
じっくりと、観ることが大事と思われる。
一面的に育てると一面的な人物にしかならず、
多面的に育てると、いかようにも対応が可能な心ある人物となる。
しかし多面的な山の上り口には大きな障害が現れてくる。
それは、誰でもない自分自身との葛藤である。
自分がそうであったように、
指導を真剣に受けることは、
どれだけ自分をポジテイブに捉えることができるのか、
今まで受けた事のないダメージをどのように対応していくのか、
つまりは山を登る自分自身と、じっくりと対話し納得する自分と、
しっかりと向き合うことができるのか、
人生を振り返ると、
自分にとって厳しく接していただいた先生や社会人時の先輩を思い出す。
共に気骨のある、
自分にとっても厳しい人たちであり、
日々何かを追い求め、いつも気高く生きてきた人々である。
人生を真正面から生き抜くことは正面から風や雨を、まともに受けることとなる。
しかし、その風や雨がおさまったときには太陽が明るく暖かく射し込み、
今までの疲れを癒してくれる。
その時々の人生の障害は、
やっぱりあったほうが心地よい人生とめぐり合えるような気がする。