心のふるさと日本
うさぎ追いし かの山
こぶな釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと
いかにいます 父母
つつが なしや ともがき
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと
懐かしい故郷は、
元気で力強く生きているときは、
あまり多く思い出すことはありませんが、
心が苦しいとき、
心が折れそうなとき、
ふと心の奥底から湧き出るように思い出すことがあります。
しかし、心が弱くなる時間の訪れは、
これから強く生き抜く為の静かな安らぎの時間であり、
そこには元気な父や母、
そして、まだ子供の兄や姉が笑顔で迎えてくれ、
「頑張れ!頑張れ!」と力強く支えてくれるのです。
懐かしい
日本の美しい山や川、
そして日本の田園風景も、
お金では買えない大きな財産であったことが苦しみの中から、
学び取ることができ、
深く痛みを知った心に、
親子の縁、
兄姉の縁は、
本当は強くて切れない、
しっかりとした絆があることを教えられました。