公的な脳の右脳と、私的な脳の左脳の働きを理解するとおもしろい
仁の心の右脳と私的な左脳のバランスが大事
脳神経外科医と作家が対談する人間学の効用は何度読み返しても、おもしろい。
日頃の自分の行動に置き換えると、ますます今の自分がどちらに比重がかかっているのか、今の考えが私的な考えか公的な考えか理解することができる。
しかし、その真っ直中にいる時は自分の居る場所も理解できないことがある。
長い年月を生きてきても、まだまだ気付かない事、知らない事がたくさんある。
その知らないことを気付かせてくれる人は宝である。
その発信された事を理解するには、やはり読書が一番であることを改めて考えさせられる。
しかし、一生の中で読む本は限られる。
時には、あえてつまらない本を読み脳を休ませることもあるが、学び・感動・感謝を思い起こす本との出会いは人生に潤いを与える。
「忙しいから!」と今までのつきあいを忘れ、私的な感情を表に立たせているのは左脳的な感情であり、その同じ環境の中において、いかに時間をつくり出し人様のお役にたてるようにするのかが公的な仁の心、右脳の働きである。
「自分の顔を立て相手の顔を踏みつぶすな!」と言う、なんともわかりやすい言葉と気づきをいただいた。
感謝!
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金子みすず詩集より
灰
花咲爺さん、 灰おくれ
笊にのこった 灰おくれ
私は いいこと するんだよ。
さくら、もくれん、梨、すもも
そんなものへは 撒きゃしない、
どうせ 春には さくんだよ。
一度も赤い花咲かぬ、
つまらなそうな、森の木に、
灰のありたけ 撒くんだよ。
もしも みごとに咲いたなら、
どんなに その木は うれしかろ、
どんなに私もうれしかろ。