要支援1.2
さまざまな考えがあります。
考えることから、疑問を持ち課題に発展します。
介護する視点からも見極め検証することも大事なのでしょう。
【介護報酬】
○厚生労働省老健局
第73回社会保障審議会介護給付費分科会(2011.04.27)議事録
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001czsz.html
池田省三委員(龍谷大学教授):
・私は、要支援1、2というのは介護保険から外すべきだと思います。
どこで切ったって同じことが起きるんですよ。
どこかで切ることを考えるとするならば、(中略)新しい方式として自治体に任せるという方法も一つの方法だと思います。
・要らないものは要らないんです。
家事援助は、デンマークでは週1回か2回です。
スウェーデンも1回か2回です。
我々は、お年寄り、おばあちゃんのお世話保険をつくったわけじゃありません。
・予防というのは自己責任じゃないですか。
何で介護保険からお金を払わなければいけないんですか。
・要支援のレベルというのは、基本的に自己責任の問題です。
自己責任のない方に介護予防を押し付けたって、やってくれないことは、特定高齢者でわかったはずです。
武久洋三委員(日本慢性期医療協会会長)
・全部のケアプランをヘルパーで覆い尽くしているような例がございまして、
その人たちがそれでよくなったかというと、いろいろなデータがありますけれども、
余り過保護になると子どもが十分うまくいかないのと同じではないと思いますけれども、
ある程度の自助をもう少し意識を高めるという工夫もしないと、この介護保険財政というか、
介護保険そのものが将来崩壊するような可能性もあって、
重度介護者を手厚くしようと思えば、予防については市町村の保険者がある程度、
市町村によって対応するということがいいんじゃないかと私は思います。
田中滋委員(慶応義塾大学大学院教授)
・軽度・中度の方にとってみると、お世話型介護ではなくて、
本当にその人の自立につながるサービスとしてのリハビリ機能を強化していくのは大変大切だと思います。
[関連資料]
○厚生労働省
介護サービスの基盤強化のための
介護保険法等の一部を改正する法律案
法律案要綱
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/177-6b.pdf
8.介護予防・日常生活支援総合事業の創設
南船北馬より抜粋