自分の為の祝いの膳
誕生日のカードに喜び 涙を流す ご利用者
その涙には この世に生を受け八十有余年の思い出がよぎったのだろう
ふと 母のことを思い出す
一人暮らしとなった頃 自分の誕生日に赤飯を炊いていたことがあった
当事は深く考えることは無かったが
そこには 親への感謝があったのか
自分が頑張ってきた人生への祝いなのか
ご先祖への感謝なのか
その年齢に達して 初めて思うことがあるのだろう
人生の最終において 場所は施設や デイサービスであっても
誕生日を祝っていただくことは
自分の生きざま そのものの存在が認められたことになるのだろうか
スタッフからの誕生日の祝いは どのような意味を
持たせていただく祝いなのだろうか
塾での気づきのオンパレードから
祝いをさせていただく側の心構えをもう一度考えてみたくなった