16才への指導から全体指導の学びへと向上
16才という低年齢の就職に現場の様子が少々違っているのを発見し個別指導の良いきっかけをいただきました。
物珍しさも薄れ仕事の辛さがわかる時期と夏休み・・・
スタッフ達が感じる16才という感情・・・
自分の子供と変わらない・・・
可哀想・・・
16才に失敗の場面を与え、失敗からの学びを勝ち取るという教育は現場には皆無でした。
掃除・茶碗洗い・茶碗拭きの繰り返し・・
一見、本人をいたわっているようで、それはあたりまえの仕事なのです・・
しかし、今の時代それがあたりまえになっているのが怖ろしい時代です。
昔は小学校3年生で子守に行き、親から離れて自分の口を養っていました。
仕事の責任
世の中においての責任
共に通じるところがあるように思います。
16才には早速、その人を知るきっかけとなるセンター方式を始めました。
●本人の言葉 ○介護者の気づき △家族の言葉
セットで書かれている●と○の見方
排泄パターンを活かした排泄介助の本人から送られる信号のキャッチと誘導
センター方式の意味合いと指導は、まずは、ここまでです。
課題です。
・帰宅する前に翌日の昼のメニューを見て、先輩にどのように調理をするのか、あえて先輩に伺いを立てる。
・今月は短時間勤務のために、できれば自宅で調理の想定を描いて来る。
オンネナイ原野からの、さらなる向上を求めて現場に来ているスタッフと、タックルをくんでの業務です。
指導をする先輩、指導を受ける後輩、共に課題がある二人なのです。
そこには謙虚さがたくさんあふれています。
互いに研鑽し合い相乗効果が見られてきています。
16才は物覚えが早いのです!
こんな時に、意味のない優しさは本人の人生をだめにしてしまうことも職場全体が理解が出来つつあります。
なによりも、本人が指導からの学びを着々と実証してくれているのです。
本人には今は人生の根っこをしっかり、つくるために来ていること
少しの風や台風が来ても折れない根をはわせていること
後ろを向かず前を向いて希望に向かうこと
世の中の夏休みに負けないこと
10年後にどのような人生に向かっているか描きだすこと
昨日の昼食つくりは、他のスタッフには見守り体制に入る事を指導しました。
16才が主となり配膳の個別のはし、おわんを用意しました。
味噌汁も上手に味付けが行われました。
三食丼のおよその個別のカロリー、胃の負担等のなぜ、そうなのかと言う意味づけも理解が少しできていました。
前日の、ホットケーキつくりの失敗からたくさんの学びをいただきました。
今は、たくさんの”失敗をさせたい時期”なのです。
早い時期に上手くいきすぎると、お年寄りを軽視してしまうからです。
困難からたくさんの”学び”があることを体で教えていきたいのです。
現場における教育は、若年の就職と、中年の就職、高齢の就職と区別をした教育が大事と今の旬の時を利用し職員全体の個別面談に徹底しております。
しかしながら、現場において一番の学びを得て日々感じる心を養わせていただいているのは自分自身でした。
感謝です!