人的環境と暮らしやすさ
グループホーム個別外出支援から
花を手入れした頃の思い出に結びつき
Kさんの「花大好きだょ〜」との言葉が聞かれました。
また、昼食のセレクトメニューでは
「すり身揚げ丼」と「かき揚丼」から選んで頂きました。
すり身揚げ丼の方が人気がありました。
初めの頃はセレクトの心配もありましたが、
ほとんどの方が選ぶことができます。
食事記録にしっかり残しました。
(グループホーム看護リーダー 小林)
入居当事は多くのご利用者の居場所にはならず
常に戸口を捜していた利用者さんもおりましたが、
スタッフとの馴染みの関係の深まりは
「悪いところではない。もう少しここに居ようか 」と
人生の寄り道の場所と なっていただけたようであります。
これは、自分等も同じことであります。
初めて宿泊するホテルの環境に
ときには「どうしてここを選んだのだろう」と つい思うことがあったり、
「また、ぜひここにしよう」・・と、
施設の環境ばかりではなく人的環境からの安定が優位に立つ場合もあります。
しかし、認知症の人は上手く言葉を伝えることができず
不安な行動から驚くような行動にでる場面もありますが、
そこで、逃げずに、
受容することで信頼関係の一歩の築きが始まります。
今では外出支援中でも
自ら手を離さずに信頼している関係が写真からでも伝わり、
”手を離さない”ことを目的ではなく
この人から離れたくない・・という
心の動きが理解できます。
♪
安心から
場面に応じた言葉までをも
聞かせていただける力を見せていただきました。