永い人生を振り返りながら生きる認知症の人々
Mさん
今日はMさん 昼食をまったく食べようとせず うなだれたままであります。
しばらく 様子を伺い
外に視線を移す行為で、
内的なストーリーが一段落した様子を伺い
そばにより
そっと頭を寄せて「ごはんたべようか・・」と話しかけました。
すると、Mさんは「食べていいの・・・」と、
長い心の世界へ入っていたMさんは、ゆっくり休みながら
箸にはふれずに手でとりわけ食べだしました。
★
食事の前の手洗いは終了していますが、
形式にこだわらず 好きな食べ方で食べていただく・・
永い人生の日々を
毎日葛藤しながら生きているのが認知症の人であるのですから、
後の衛生はプロがそっと何気なく行い
まずはお茶をゆっくり飲んでいただき
気分上昇後に口腔ケアへと移行であります。
認知症ケアは決まりごとの時間内で行おうとすると
互いがストレスになりますね。