人生で出会う、縁のあったその人と家族を支えさせていただくとは
なぜ、夜中に大きな声をあげるのだろう
なぜ、見えないものが、その人にだけ見えるのだろう
なぜ、昨日の記憶がしっかりあるのだろう
学びは多くの知らなかった事を解明し
学びから現場では疑問を個別の対応方法まで変えてゆく
学びこそ
その人への尊厳を保つものであり
介護者の良心を維持する為にも学びの助けが必要である。
学びから
病気で苦しんでいるその人の悩みを分かち合うことができるからである。
在宅介護者は
何ヶ月も眠らず介護していた頃やあまり辛くて
施設をと考えていたが、
医療の連携と通所の一日のリズムが体に染み付き
ご利用者の通所での力をさりげなくご家族へ届けると
忘れていた昔の母親を想いだし、
施設入居と考えていた頃が夢のようだと、
安定と共に通所の回数が減り
ご家族との思いでつくりの時間へと移行していく。
介護のコンダクターであるケアマネと医師をも含めた事業所らのチームでの連携は
認知症という病気で遠ざかっていた家族を復活させる働きとなる。
在宅で最後を看取るには
やはり各、在宅利用事業所の看取り指針は必須であるだろう。
何よりも、多くの事業所が在宅看取りのお手伝いができるように
要である医師への在宅看取りの方向性や
今よりも強力な位置づけを在宅介護現場からお願いしたい。
医師が側にいることで介護現場は尊厳ある看取りを
その人に提供できるのであるから・・・