力
人々の多くは元気に暮らしていても
生涯の中で一度や二度は
介助を受けることに見舞われることがある
そのようなときには、どのような支援を受けたいであろうか
たとて高齢になり介助を受けるようになっても、
全ての力を失ったわけではなく、
今まで気づかなかった力を引き出し残していくことも大事な支援である
一日の全てを介助で暮らすようになっても
その人の居室を訪れると、
全てを悟ったような落ち着いた笑顔で迎えていただき
体が元気なスタッフ達に、優しい安らぎの時間を与えていただける。
いただいた喜びに感謝をし
また、人から人へと笑顔が届けられていくと
世の中には様々な人々の存在により成り立っていることに気づく。
人には限りない力があり
残された能力を認めていくと
数え切れないほどの力が眠っている。