心のままに
雨の多い今年、”ほう”の木が、どんどん大きくなり4メーター以上に育っています。
虫もつかずに元気にどんどん育っています。
朝早く起きてイスに腰掛け、”ほうの木”を見るのが一番の癒しとなっています。
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じーっと見ていると物語の世界に入るような気分になります。
雀が来て”ほう”の木の中へはいると姿は見えません。
1羽2羽とやってきます。
まるで、舌切り雀のお宿のようです。
小学1年生頃の自分が現れます。
懐かしい”ハロー”(春男)と呼んでいた弟分と星空が出ても遊び続け、楽しく過ごしていた自分と巡り会います。
「また、明日の朝遊ぼうネー」と、
”ハロー”の家の家族・・・
”ハロー”は、床屋に行った事が無くいつも長い髪の少年でした。
小学1年生の頃の私は、洋裁ばさみでハローの髪を切りました。
自分では満足な出来だったと思います。
その夜、ハローは生まれて初めて床屋へ連れて行かれました。
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その時飼っていた自宅の”チロ”という名の犬
カラスを育てている幼い自分
一つのきっかけは、次から次と幼い記憶を呼び起こします。
心で感じた変だと思ったこと・・・・小学生の頃、なんだかしっくりいかず、そのまま学校から黙って帰って来たこと・・・
お正月に母が注文で洋服をつくってくれたので嬉しくて一人で写真屋さん(中川写真館)へ行き写真を写してもらったこと・・
6年生の時、セーラー服を買いに行き、その店の店員さんの態度が悪くその事を「変だ」と言って帰って来たこと・・母は金物店を行っていたので自分で何でも行っていました。
今、考えると変な子供がいます。
今も自分と向き合い、その時の自分を曲げないのは今でも変わらず残っています。
でも、大人になると、その変なことは変とは言わず、微笑みを浮かべながらその場を取り繕うのでしょう。
素直な表現は生きづらく、仮面をかぶった生き方が求められる事を辛く思う事が大人になるとたくさんあります。
でも、変な子供の自分を失いたくはありません。
変だから、頑張れた自分がいるのですから・・・
年だけは、たくさんとっても心はそのままの自分を雀から、ふと回想に入らせていただきました。