昔取った杵柄

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つい「野菜が取りずらいね」とスタッフ同士が何気なく話をしていたところ、
ご利用者Aさんが「スコップを持って来なさい」と
自らムロの周りの土を削り取って土盛りしてくれました。
「これで野菜取りやすくなったしょ」 と自信満々にお話しされました。
Aさんは水道管工事の仕事をされていただけに
昔のきねづかを活かした見事な作業でした。
また、イスの修理もドライバーできつく締め直して頂きました。
オンネナイ原野 加藤

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(希望から赤飯・エーデルワイスデイ祭日膳)

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(食の満足は精神の安定へと)

 

病気になっても全てを失ったわけではなく
環境が整うと、
昔の力が働き周りの驚きや喜びの言葉をいただく毎に
生きている役割を実感し生命力が体の底から湧き出してきます。
この自然な働きから、
次の役割を自ずと発見し椅子の修理まで発展いたしましたね。
人は一日を臥床するようになっても
微笑を届けることで幸せを与えることができるなど、
最後のときまで力を発揮することができます。
何もできない人ではなく
最後まで力を引き出すことができるのだと介護者側が信じることで
介護の質が変わり
自分からの環境も変わります。

能動的介護は素晴らしい。
幸せプレゼントありがとう!