彫刻家 舟越 保武氏の放映から
彫刻家 舟越 保武
貧しさから長男を亡くし
しかし、そのときの亡くなった美しい姿は
後のクリスチャンへの大きな役割へと発展していった。
息子さんの死からクリスチャンになり
その後、
26名の日本二十六聖人の像を依頼され
破れていただろう衣服も、槍でつかれた様も
最後の昇天のときには亡くなった者を最大限尊厳し
神々しく旅立つ姿を彫り出した。
まるで人生で巡り合う困難は
これから用意されている大きなスタートのように思われる。
人生の最後に、
悲しみの最後に寄添う姿、
旅逝くときの最大限の尊厳在る最後を
老いた日々を共に暮らさせていただいた者の役目として
誰に認められなくても
精一杯させていただくそこにいる人々の働きは
いつの時代も同じであり
宗教を超越した
人として
忘れてはいけない要のようだ。