エーデルワイス スタッフへ 介護
思い込み
ある考え方に執着し、合理的な推定の域を超えて、固く真実だと信じること。思い込みをする人は、自分が正しいことを言うために、常識・道徳・前例・先入観・固定観念などを根拠にする。
辞書より
自分自身も、思い込みが深く日々反省である。
しかし、思い込みは悪いことばかりではなく時には誰が何と言っても信じ切ることもあり結果、良かったと考えることも多い。
だが、介護の思い込みは絶対避けなければならない。特に経験が深い介護者に、この介護の思い込みが多い場面と遭遇する。頭は柔らかく考えよう。
以前の状態を根拠として、思い込みからの判断で物事を決めていくからである。だが、ご利用者の心も体も、いつも同じではない。
例えば外出・食事・水分・入浴・・・・
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認知症の人のストーリーの世界から、今はどこにいるのか発語、表情、その時の行動、過去からの情報を基に分析し現場では瞬時に「今なら大丈夫かも・・」とそっとお誘いをする。
パーソンセンタードケア・・・・その人らしく、その人を中心に考える。
なかなか単純に「その人らしく」と求めることは困難であっても、その人の喜ぶ事を見つけようと思うと笑顔と出合う。
もちろん、体全身からあなたを受け入れていますよ・・という無言のメッセージを出しながら・・
すると、こちらも驚くほど足取り軽やかに一緒に階段を降り我先に出かけていく場面や、栄養補助食品が全くだめだった方が「甘いナー」と言いながら飲んでいただける。
どちらも、こちらの心次第である。
今日の短い読書の中に江戸時代の笑顔は「咲顔」と書いていたという。
お花がぱーっと咲いたような素敵な顔。
利用者様の、その日のストーリーにあわせてお花の笑顔は3分咲き、5分咲き、満開と合わせよう。
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利用者様を迎える表情は、いつも同じでは無いことを知ろう!
その人に合わせた親近感の咲顔で、病気と戦っているご利用者の心に「大丈夫なんだよ」と安心を提供し太陽と戯れにいこう!