相談から
複雑な事業所における相談は
受け付けようとは思わないが
相談を受けなければいけない場面に追い込まれるときがある。
先日も似たような場面があり
断ることもできず
話を聞かせていただくこととなるが、
自分はそれほど力があるわけでもなく
行った事もない事業所からの相談である場合もある。
そのときの目標を設定すると
背後に隠れ、物言えぬ利用者への視点に的が絞られる。
その視点を崩さずにいると
互いの会話の中からはっきりと見えてくるものがあり
何がその事業所の弱点なのかを
利用者の立場の視点から切り出すことができる。
どうしてわかるのですか・・
その通りです・・と
言われるが
これは常識的な立場からの導き出されたルールが
崩されたときの結末であり、
物事の基本から外れると
修復するのに何倍も時間がかかることになる。
幼子が崖から落ちそうになる危険なときには
あらん限りの叫び声を出すように、
スタッフ一人にも真剣に向かい合い
苦言を呈することも互いの意見を交換することとなるが、
通り一遍の言葉や交流からは
真の心に響くものは何一つ湧き上がるものはない。
つまりは
自分も痛さを共に分かち合わなければ
人は育つことはなく、
互いの苦労からの勝ち得た喜びが
相手の喜びを受け入れることになるのだと思う。
トップ自身が孤独を恐れては
人は育つことはなく
利用者の人生を支えることはできないことだと思われる。
写真は人も植物も、
蟻もみんな同じ大きさの世界に入ると
人間はちっぽけな生き物の一つでしかない。
普段、踏み殺している蟻に食われてしなう事もあるのだ。
みーんな
全てが同じ事であることを物語っているのだ。