行方不明者捜索開始前に発見される
昨日、札幌では午後から元道職員でありSOSネットワーク事業に
取り組んでいました
鈴木 正昭氏(現アセンディングサポート代表)を迎え
コーディネーター研修が実施されましたが、
昨夜18:15分移動中の携帯に
「行方不明から安全に戻る事を願う会」の
担当する地区から捜索依頼が入りました。
会員等が捜索に入るところでしたが、
まもなく担当する地域包括から発見情報が入り安堵いたしました。
冬だから、
寒いから、
雪が降るから外には行かないと、思うのは誤りであり
認知症という病気から行かなくてはいけない場面が襲ってくるのです。
その理由は、個別であり
家で心配をする家族にとって
発見時には極度の心配からの怒りと
安堵する心の複雑な思いが襲ってきますが
ご本人の心の中には
子供がお腹をすかして待っている。
母さんや兄さんが待っている。
仕事に行かなければ・・。
過去からの強く心に残る出来事などから
子供がどこへ行ったかわからない。
事故の知らせが入った瞬間の思いが襲うなど、
認知症の人が人生において強く心の奥に刻み込んだ瞬間が再燃し
居ても立っても居られない状況に陥ることもあります。
多くの理由は上記のような出来事が心の中にある場合等もあります。
昔の想いの世界と今の世界が交互に襲い
夢中で歩いている自分が、
なぜ歩いているのかさえ、忘れてしまうこともあるのです。
様子が少し気になる・・と思う方を見かけましたら
勇気をもって、
目線をあわせ優しい表情で
「何か、お困りではありませんか」と声をかけさせていただきましょう。
冬の北海道は午後4時には薄暗くなり
行き交う人も急ぎ足になりますが
冬こそ積極的に言葉をかけさせていただきましょう。