自宅へ戻ることができました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

グループホーム2番地Ｍさん、
医療と連携中ですが体調が急激に低下気味であります。
昨日は久しぶりで自宅へ戻ることができました。
息子さんの顔も、お嫁さんの顔もわからなくなりましたが、
快い歓迎を受け
自宅へ戻ることができました。

車の中でのＭさんは、驚きの表情でしたが
歌を歌い
アイスバーンの車の揺れに驚きなが落ち着かない様子でしたが、
自宅では
お嫁さんに手を温めていただき
「あったかーい・あったかーい」と・・
息子さんが口元に運んだ果物には「いらんよ！」と語尾が強くなりましたが、
「○○さんが母さんに食べさせたいと用意してくれたんだよ」と
伝えると
「そーかい・・しらんかったも・・ありがとう。ありがとう。ありがとう・・」と
何度も口にされ
息子さんは言葉少なに「いいんだよ・・」と親子の深い絆を感じることができました。

嫁いだ先のご先祖さんの写真を前に
お嫁さんから「ばあちゃんは、随分と苦労したようだ・・」と
伝えられ、
「先祖も宮城と聞いていたが地震から同姓が多いことで、やっぱりそうだったと思ったよ」と
聞かせていただきました。

帰りには、息子さん夫婦は別れを惜しむように、いつまでも手を振っていただきました。

車の中では「ご先祖さんも苦労されたんだね。
Ｍさんも苦労を乗り越え立派でしたね」と伝えると
「ありがとう！ありがとう！」と
運転していた熊谷リーダーも驚くほどの
穏やかな表情と
落ち着き満たされた思いのＭさんの姿がそこにあり、Ｍさんは体全身から心の栄養をいただいたようでありました。