家族
K様から「今日 息子の誕生日なんです」と話され、
誕生カード一緒に作りますかと63歳の息子さんの誕生カード作りとなりました。
持ち帰られお嫁さんにお話ししたところ
「え〜おばあちゃんが作ったんですか?」と驚きと喜びの表情をされておりました。
息子さんも照れ笑いされておりました。
母親がいつまでも子供に対する気持ちわかります
オンネナイ原野 加藤
介護現場には人生が堂々と生き続けています。
もう年だから、
認知症になったから・・と、
気持ちが小さくなり、
隅の方でひっそりと暮らしている方も
介護現場では、
自分流の語りで
自分らしく過ごすしていただこうと
支援者の気持ちが一致すると
たくさんの力を見せていただけます。
100歳の親が80歳の息子を案じるように
いつまでも
親は親なのであります。
親という存在は、体が不自由になり離れて暮らすようになっても、
やはり一人暮らす息子の体を案じながら逝きました。
私達は本人の代弁者として
心配していたことを伝えさせていただきます。
逝ってからでも親子の関係が増すように
ポジティブな言葉を伝えさせていただきます。
親とは字の如く
遠く離れても天に召されても
側で見ているものなのだと介護現場から学ばせていただけます。
お正月は家族の復活の場でもあります。
普段の頑張りを、
普段の生き方を、
普段の家族を思う言葉を届け
互いに人生の想い出に残るような場面を介護現場から支援させていただこうと思います。